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谷藤 隆昭*; 八巻 大樹; 實川 資朗
Fusion Engineering and Design, 81(1-7), p.595 - 600, 2006/02
被引用回数:3 パーセンタイル:24.11(Nuclear Science & Technology)かさ密度81%の焼結体からのトリチウム放出速度dF/dtは拡張指数法則Exp(-kt)に従う結果が得られた。ここでは約0.5と、また、みかけ活性化エネルギーは約139kJ/molと求められた。活性化エネルギーの値などから放出の律速過程はトリチウム・トラップの消滅過程であると推定された。一方かさ密度88%の焼結体からの放出過程ではトリチウム残存量、(1-F)はAvrami式1-F=exp(kt)に従って減少する傾向を示した。指数nは約0.5と、みかけ活性化エネルギーは約160kJ/molと求められた。この場合の律速過程は連結細孔内の移行過程であると推定された。
小西 哲之; 長崎 正雅; 奥野 健二
Journal of Nuclear Materials, 223, p.294 - 299, 1995/00
被引用回数:101 パーセンタイル:99.07(Materials Science, Multidisciplinary)金属間化合物ZrCoは室温付近で水素同位体を吸収する一方、400度付近で1気圧程度の圧力のガスを放出するため、金属ウランの代替物質としてトリチウムの回収貯蔵、供給に広く使われつつある。ZrCo水素化物中には加熱水素放出時にも僅かの水素が残留し、またそれが時として水素吸蔵容量の減少を伴う現象として進行する。X線分析の結果、通常の使用温度より高い450度以上の高温で、かつ水素化物の分解しない高水素圧下でZrCoHxがZrHとZrCo相を生ずる2ZrCo+H-ZrH+ZrCoの不均化反応が起こることが見い出された。この過程は可逆で、不均化反応で生成した物質は500度以上での数時間の真空排気によりほぼ完全にZrCoに戻る。この結果から、実用的にはZrCoの使用限界と、不均化反応が起きたときの再生法が得られる。
山下 清信; 村田 勲; 新藤 隆一; 徳原 一実*; H.Werner*
Journal of Nuclear Science and Technology, 31(5), p.470 - 478, 1994/05
被引用回数:0 パーセンタイル:0.01(Nuclear Science & Technology)反射体制御棒の反応度価値の解析方法を検証するため、AVR動力プラントの高温および低温状態の制御棒価値の解析を行った。解析では、黒鉛突起部に挿入した制御棒の実効群定数を得るため、群定数を中性子束で重みずけする方法を使用した。制御棒価値は、高温工学試験研究炉(HTTR)用の核特性解析コードを用いて計算した。高温および低温状態の制御棒価値の実験値は、それぞれ6.81および6.47%であった。高温および低温状態の実験値と解析値の差は、それぞれ10及び2%であった。本結果より、ここで用いた解析方法によりAVRの制御棒価値を十分正確に予測でき、更に小型高温ガス炉の反射体制御棒の核設計に使用できることが明かとなった。
高野 誠; L.Wolf*; W.Scherer*
Journal of Nuclear Science and Technology, 24(7), p.526 - 535, 1987/07
被引用回数:0 パーセンタイル:0.02(Nuclear Science & Technology)西ドイツでは、現在運転中の高温ガス炉AVRを改造してプロセスヒートループを接続する計画が進行中である。この計画では、AVRで加熱された950Cヘリウムの半分がプロセスループへ分岐供給される。ここで、AVRとプロセスループを流れるヘリウム流量は相互に依存性があり流量不安定性や、流路の逆転が生じる可能性がある。本報では、計算機シミュレーションにより、上述の問題点について検討を行っている。初めに、AVRで行われた動特性実験のシミュレーションを行い測定値との比較を試み、次に改造後のプラントに対するシミュレーションを行っている。その結果、通常運転時に予想される程度の外乱に対しては、ヘリウム流れは非常に安定に推移することがわかった。一方、流路が逆転する際の条件について簡単な解析的モデルにより検討した。